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「着実に前進!ぎふユニオン」

★昨年5月、小さき旗揚げをしたぎふユニオンは着実に前進している。 結成後、直ちに岐阜県労働委員会の労働組合資格審査を受け、資格証明書をホームページに公開した。 これは労働者の信頼を高めるとともに経営側の団体交渉拒否を抑止する効果をねらったもの。 実績もなく組織も小さい私たちにとって、行政のお墨付きは費用もかからず手っ取り早く社会的信用を得られるメリットがある。 月1回の運営委員会では無料のテレビ電話(Skype)を使い、遠距離にいる委員の顔を見ながらの議論をしている。 交通費も時間も節約できる。 熟年者が多いが可能な限りインターネットを使った情報発信を心掛け、ホームページ、メールマガジンの充実を図っている。 ホームページには月100件のアクセスがある。 運営委員会では労働法の学習にも力を入れている。 昨秋には学習交流集会を開催した。 約半年間に受けた相談者も複数出席し結成時を上回る参加者数で意義深い交流ができた。 新春からは中濃地区でミニ交流会を開催する。 やはりユニオンはフェイスtoフェイスでなければ互いをつなぐことはできない。 東京都より広い飛騨地区の仲間の入会で県下全域をカバーする相談体制が整った。 ★相談事例を紹介する。相談は会員複数での面談を基本としている。 多いときは月3件の相談がある。 一つ目。連合傘下組合員である若者からの相談。 「組合運営が非民主的で要求も会社の言いなりで妥結している。」 この手の相談は複数あった。共通しているのは、若者の正義感は健在であること、 決して組合費が高いことが動機ではないこと、職場の仲間と相談せずネットを見てひとりで考えていること、 職場要求がはっきりしていないことなどだろうか。 私たちが組合のあり方と仲間づくりの大切さを訴えるとおおむね納得してくれるまじめな青年たちだった。 彼らが今ある感性を持ち続けてくれることを期待している。 二つ目。「解雇されたがもらえると思っていた退職金がもらえない」という相談。 退職金規程はなく、かつて払うと口約束していた社長は会社を他人に譲渡して引退しており、現社長は聞いていないという。 退職金要求は難しいと判断して、未払い残業代の請求に切り替え労働基準監督署に申告した。 結果として、私たちが推算した2年分の残業代百数十万円の満額支払いで和解することができた。 この相談者の妻はユニオンとの窓口として奮闘し、学習交流集会では再就職したばかりの夫に代わって参加した。 家族ぐるみの闘いだった。相談者は会員になった。 三つ目。「配置転換を理由として賃金を一方的に引き下げられた」という相談。 労働条件の不利益変更は本人が弁護士に頼んで撤回させたが、その後、数々の嫌がらせを受けている。 職場に踏みとどまっている仲間をどう支え続けていけるのか、ぎふユニオンの真価が問われ続けている。

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